我々の暮らしにパソコンなどの電子機器は欠かせないものとなっています。私も主人もパソコンを使う機会が多いため、リビングの延長上に設けた小上がりの和室にパソコンを集中して行えるパソコンスペースを設けました。普段は建具をオープンにしているのですが、和室を小上がりにしたことで空間に立体感が生まれ、互いの空間に違和感を与えることもありません。

主人が持ち帰りの仕事を集中して行いたい時は、建具で閉め切って仕事を行います。隣で過ごす家族の気配を感じながら、自分の時間に集中できる和室となっています。長時間パソコンを利用しやすいように、造り付けたカウンター下には、掘り込んで足をゆったりと伸ばせる造りにしています。これは和室に高さを設けたことで可能な造りとなったのです。正座でパソコンをすると足がしびれて集中力にも欠けてしまいます。掘り込んだ造りにしたことでゆったりと足を伸ばせて、仕事への集中力も高められているのです。

カウンターサイドには壁面収納を設けており、仕事の書類、パソコン関連用品、プリンターなどを整理しています。和室では子ども達が遊んだりすることも多いため、この壁面収納には絵本やおもちゃなども整理しています。私がここでパソコンを利用することもあります。子どもが昼寝をしている横でネットショッピングをしたり、自分の時間を楽しみながらも子どもとの繋がりやコミュニケーションの取りやすさを確保できているので安心できます。子どもが成長すればスタディーコーナーとしても役立ちそうです。

キッチンのスタイルが多様化するのと同様に、和室のあり方も多様化してきました。床の間があり、長押が設けられている純和風の和室は数を少なくしてきました。吊り押入れを設けてその下に窓を設け、和室の明かり採りにしたり、2トーンカラーの遊び心のある色使いの畳など洋風住宅との調和の取れやすい和室というのが求められるようになりました。

また和室は完全独立型からリビング内やリビングの延長上に設けられることが多くなりました。フローリングのリビングと繋がることから、違和感なく和と洋の空間が存在できるような空間作りも求められるのです。そこで私は小上がりの和室に大きな魅力を感じます。フローリングのリビングと畳の和室が繋がる間取りを採用しても、高さを設けることで違和感かくそれぞれの空間が存在します。

また段差があることで空間にメリハリも生まれやすくなるのです。小上がりのすることで畳の下に生まれるデッドスペースを利用し収納スペースにすることができるのです。リビングやリビングに繋がる和室は人が集まるだけに、自然と物も溢れてしまいがちです。物が散らかりにくくするために収納スペースは多い方がいいのです。また小上がりにすることでちょっと腰を下ろすには最適の和室となるのです。家事の合間の休憩や、足腰の弱った高齢者がちょっと腰を下ろすには便利です。腰を下ろしてもサッと立ち上がれるので家事への取り掛かりもスムーズになりますし、高齢者も次の動作がしやすくなるのです。小上がりの和室は魅力がたくさんあるのです。