リビングにも、キッチンにも、各部屋の収納の中にも、物があふれています。物が増えすぎると、行動は鈍くなり、物事の優先順位が曖昧になり、何から手をつけて良いかわからなくなります。物を減らす方法を考えましょう。

物を残す物と出て行ってもらうものに分けます。残す物は、今実際に使っていて、無くなったら不便な物、とても好きで、無くなったら寂しい思いをするものです。
今使っていないが、また使うかもしれない、好きだけど、持っていることを忘れていた、という物は、出て行ってもらう物です。

出て行ってもらう物のうち、明らかに売れないもの、もらい手のないものは捨てます。リサイクルされるように、地域のルールに従って、きちんと分別しましょう。

値段のつきそうなものは、売ることを検討しましょう。本やCD、趣味のグッズは専門の中古業者に、家具・家電はリサイクルショップに、ブランド物のバッグや服は古着屋か、またはネットオークションで売れば、より高値がつくかもしれません。フリーマーケットは、あまり儲けを期待しない方がいいでしょう。
喜んで使ってくれる人がいたらあげますが、押し付けにならないように注意しましょう。

受け入れている団体に寄付します。相手が本当に必要としている物だけを贈り、送料などを負担して、不要な物を有効に使ってくれることへの感謝を表しましょう。

処分する作業は終わりがなく、生きている限り続きますが、作業を続けていると次第に処分する物は減り、家の中には必要な物、大好きな物だけが残るようになって、居心地いい、片づいた空間になるでしょう。

我が家には家族の衣類を一か所で管理できるファミリークローゼットを設けました。子ども達がまだ小さく、自分で服を管理できない点と子どもは汗をよくかいたり、服を汚したりすることが多いため着替える回数も多い点を配慮して、生活の中心である一階にこのファミリークローゼットを設けたのです。

このファミリークローゼットは洗面室に隣接して設置し、クローゼットと洗面室は行き来ができるように動線を確保しました。洗面室は脱衣室としても利用するため下着やパジャマなどが洗面室の隣にあると入浴の事前準備も楽ですし、洗面室ではお化粧やヘアセットなど身支度を行うため、衣類まで着替えることでトータルコーディネートしやすくなるのです。

洗面室は着替える機会が多いためここの隣に衣類を管理することで家族みんなが着替えやすく、また子ども達も自分で服を取り出し、着替えを行い、洗濯物を洗濯機へ入れるという習慣が自然と身に付いてきています。収納力はもちろんのことながらこのように動線にも配慮することで便利で使いやすいクローゼットとなるのです。

このファミリークローゼットはかける収納を多くしました。子ども達が自分で取り出せるようにハンガーバーを上下二段に分けて設置している部分もあります。下段は子ども達の上着を整理しています。掛ける収納を増やしたことで洗濯物をたたむという手間を省くことができます。それだけでなく衣類にシワが入らずに整理することができますし、どこにどの服があるかが一目瞭然なのです。

掛ける収納と引き出し収納を上手に取り入れたことでデッドスペースが生まれず、衣類を効率よく収納できています。ファミリークローゼットを設けたことで衣類の管理がしやすく、家事の効率も高まりました。

住宅への不満の常に上位を占めるのが収納です。家造りで収納を重視する人は多く、適材適所に必要な物がきちんと収納できるスペースを確保することが大事ですし、収納している物を把握しやすく、また出し入れのしやすさというのも重要です。我が家はこれらのことに加えて動線にも注目しました。

例えば、キッチンと洗面室の間にウォークスルー収納を設けました。通路を挟んで片側のオープン棚は、キッチンパントリーとして食材やキッチン雑貨を整理しています。そしてもう片側は、洗面クローゼットとしてタオル類や家族の下着やパジャマを収納しています。ここにウォークスルー収納を設けたのは、家事を行う上でキッチンと洗面室は何回も行き来を行います。その動線上に収納スペースを設けることで、その先で必要な物をサッと取り出し使用することができます。

キッチンで調理をしている間に、家族が入浴していれば下着やパジャマの準備をしなければなりません。これらを取り出し、洗面室を置けばスムーズな動線で必要な物が取り出せ、準備も円滑に進みます。キッチンに戻る際には、調理で必要な食材などを取り、キッチンへ戻ることもでき無駄な動きを省きながら効率良く家事を行えるのです。

私の友人宅も動線に配慮した収納スペースを設けていました。友人宅は、玄関と洗面室を繋ぐ形でウォークスルークローゼットを設けていました。帰宅して、手洗いをしに行くまでの動線上にクローゼットがあることで、着ている上着をしまい、身軽な状態でその先の洗面室で手洗いが行えます。後はゆっくりリビングでくつろぐことができるのでスムーズな動線が確保できるだけでなく、リビングにいつまでも上着が散らかる状態を避けられるのです。収納を設ける際には動線にも配慮しましょう。

洗面室には洗濯機と洗面化粧台は欠かせません。
しかし洗面室の広さには限りがあります。洗面室のポイントは限られた空間をいかに有効活用させるかということです。
最近では洗面室と脱衣所を分けて設ける人も増えてきました。
また洗面室を広めに確保して家事のしやすいスペースへとしている人も多いです。

洗面室にタオルを収納している家庭はほとんどだと思います。タオル類だけでなく、部屋着や下着まで収納できるようにしておけばより使い勝手のいい洗面室になるのです。
動線を考えてみてください。
帰宅してリビングへ行き荷物を置きます。そして手洗いをしに洗面室に行きます。
洗面室で手洗いを終えたら部屋着に着替えます。
その際にわざわざ二階のクローゼットまで衣類を取りに行くのは面倒です。
洗面室に部屋着を収納していれば手洗いをして移動することなくその場で着替えができます。

そしてその場に洗濯機もあるので、洗濯物は洗濯機へ入れるだけです。
後はゆっくりリビングで休むことができます。
また入浴後も洗面室に下着を収納していればサッと下着を取り出せるので事前に準備する手間も必要なくなります。住宅内の無駄な動きがなくなり、暮らしやすさを実感できる家になると思います。

洗面室の広さに少し余裕を持たせることでこれらの物まで収納できるだけでなく、ここに室内用の洗濯物干し場を設けることもできます。
天井に洗濯物用の吊り下げ金具を取り付け室内用の洗濯物干し場を設ければ家事の効率も高まります。
洗面室は生活をする上で重要な場所でもありまし、家事をする場所でもあります。快適性と家事効率の両面を考えるべきなのです。

キッチンは女の城です。
シンク下やコンロ下の収納は現在のシステムキッチンは大変収納力に優れています。
この部分の収納が充実していることで調理効率を高めることができ、料理や片付けが今まで以上に楽になるのです。
一番魅力的なのは適材適所に必要な物を収納できるところです。
てこの原理を応用して斜めに開く扉があります。
軽い力で必要な道具を取り出すことができます。
そこに包丁やまな板、お玉や菜箸などを収納しそれらを全て立てて収納できるのでパッとスムーズに取り出せ調理へのとりかかりも素早くできます。

また床に近い下の部分まで収納スペースにすることで調理道具やストック品をきちんと収納できるのも主婦としては嬉しいと思います。
キッチン側に手元収納があるタイプにすることでより調理効率を高めてくれると思います。
使用頻度の高い調味料を収納しておくのに最適な空間です。
作業スペースに圧迫感を与えることなくそれらを収納できるので広々作業スペースはそのままです。
キッチンに欠かせない収納はもう一つカップボードです。
お皿や炊飯器やポット、電子レンジといった普段よく使用する物を一緒に収納します。私は炊飯器やポット、電子レンジといった生活感の出やすい家電もカップボード内に収納し、使用しない時は扉で隠してスッキリとしたキッチンに仕上げたいと思っています。

またキッチンの特徴の一つであるゴミ箱の数。
キッチンで出るゴミは分類をしなければならず、その分ごみ箱もたくさん必要です。
数あるゴミ箱もしっかりとビルトインすることで生活感の感じさせないオシャレなキッチンになるのです。
キッチンで毎日家事を行います。それだけに居心地がよく使い勝手のいい空間にしたいものです。