家造りと言うと建物自体にばかり目がいきがちです。しかし、家の外側の外構工事まで行って初めて家造りというのです。どんなに立派な建物が完成しても、その周りの外構工事がきちんと施されていないと住宅の完成度は一気に下がってしまうのです。家造りは外構工事までという考えを持ち、予算配分も十分に行っておきましょう。外構工事分も建物に充てて外構工事の予算が全くなくなったという友人さえいました。

外構工事の中でも特に玄関周りは、門扉、ポスト、表札、インターホンなど機能が詰まった場所です。使いやすさ、安全に配慮して素敵な門周りにしたいものです。例えば、ポスト。雨に濡れることなく郵便物を取りに行けると便利です。また取り出しやすい高さに設置されてあるかも確認しましょう。門の幅は、荷物が大きかったり自転車と一緒でもスムーズに通れる幅があるとスムーズさが増します。車の駐車スペースだけでなく、家族の台数分の自転車置き場までしっかり確保しておきましょう。

インターホンはしっかり来客者が写るかどうかも確認しておくといいでしょう。もちろんデザイン性も重要です。建物とのバランスに配慮しましょう。色調や素材が建物の外装と合わせることで住宅全体にまとまりが生まれますし、統一感が高まります。建物とのバランスだけでなく、街並みとのバランスにも配慮しましょう。ご近所の雰囲気と馴染むことで、目立ちすぎたりすることなく違和感を感じさせないのです。外構工事までしっかりと行い、素敵な住まいを完成させましょう。

家造りはまず、土地を探すことから始まります。自分に合った土地を探すためには、事前に家を建てる目的をしっかりと整理しておくことを忘れないようにしておきましょう。永住するための家をつくるのか、いずれは住み替えるつもりでいるのかで選ぶ土地も変わってくるでしょう。そして新しい家で暮らしの中心となるのは何なのかということも明確にしておきたいものです。

まずは土地のプロである不動産屋へ行き、土地の情報をより多く得るようにしましょう。自分が理想とする家を建てるにはどれくらいの土地の広さが必要なのか、土地の相場はいくらなのかということが見えてくるだけでも土地選びはしやすくなります。土地の情報を得ると同時に、土地に求める条件に優先順位をつけておくのです。通勤や通学を重視する人もいれば、病院や銀行が近い方がいいという人もいます。交通の便を重視する人もいれば、閑静で治安のいい場所を求める人もいます。日々の暮らしに欠かせないスーパーや大型ショッピングモールがあると便利ですし、自然に溢れて、子どもをのびのびと育てられる環境を望む人もいます。

人によってこれらの条件は大きく変わってくるだけに、この優先順位を明確にしておくことで土地選びがしやすくなるのです。全ての条件を満たす土地など見つかるわけがありません。そうして探していく中で気になる土地が見つかれば、下見をしっかり行いましょう。曜日や時間帯を変えて幾度が下見をしてあらゆる角度から土地を見てみるのです。近隣住民の雰囲気まで感じ取ることができると安心できます。まずはいい土地と出会い、最高の住まいを完成させたいものです。

間取りを決める際には動線が非常に重要です。この動線には、生活動線と家事動線があります。どちらの動線にも配慮しながら間取りを決めるようにしましょう。我が家には動線にこだわったところが2ヶ所あります。まずは和室です。リビングの延長線上に設けた和室は、普段は建具で仕切らず、リビングの延長として和室を多目的に使用することができます。いざという時は、建具で仕切れば宿泊ルームとして活用できますし、子どもが昼寝をした際も便利です。

しかし時に、リビングを見られたくないお客様が来ることもあります。このような場合、和室を客間として活用できるように玄関から直接和室へ行ける動線を設けたのです。リビング側と玄関側と2方向の動線を得たことで、より幅広い和室の活用法ができるのです。

そしてもう一か所は洗面室です。この洗面室は生活動線を考える上でも、家事動線を考える上でも重要な空間です。この洗面室にも2方向に建具を設け動線を確保したのです。まずは玄関側です。帰宅してすぐに洗面室へ行ける動線を確保しておくことで、外で汚れて帰ってきても室内を汚すことなく、手洗いが行えます。きれいな状態で後はゆっくりリビングでくつろぐことができるのです。

しかし家事動線を考えるとキッチンと洗面室の動線は非常に大事で、動線はできるだけ短くして家事の効率を高めたいものです。そこでキッチン側も建具を設けて動線を得たのです。そうすることでLDKからスムーズに洗面室へいけるので、家事動線だけでなく生活動線にも配慮されているのです。動線を意識して住宅内をスムーズに移動できるようにしておくと暮らしやすさを感じられると思います。

最近住宅によくニッチが取り入れられています。このニッチとは、壁の厚みを利用して飾り棚を設けたり、収納スペースを確保することを言います。壁の厚みを利用するため空間的に余裕のない場所でも積極的に取り入れられるのが大きな魅力の一つでもあります。柱や筋交の影響でニッチのサイズや個数は限られることもあるのですが、我が家にも影響のない部分にニッチを設けてもらいました。

まずは玄関入ってホール部分の壁を利用してスリッパラックのニッチを設けました。お客様用のスリッパは使用頻度が低く、玄関ホール部分に置き型のスリッパラックに置いていれば、ホコリをかぶりますし、行き来をする際に邪魔に感じることもあるでしょう。これを壁の厚みを利用して縦長のスリッパラックのニッチを設けたのです。そうすればホール部分はスッキリします。ホコリをかぶらないようにここにはミラー扉を設けました。ミラー扉にすることで外出前に身だしなみをチェックできます。

そしてLDKにはリモコンニッチ兼飾り棚の大きさのあるニッチを設けました。LDKに入るとまずここに目が行き、空間のアクセントとなっています。大きさのあるニッチを3つのゾーンに分けました。その真ん中は、照明スイッチ、給湯スイッチ、インターホンモニター、太陽光モニターなどを設置しています。これらを壁に取り付けるとごちゃごちゃした印象になりますし、生活感を感じやすくなります。ニッチ内に収めることでスッキリと生活感を感じさせません。上下には飾り棚としてのニッチがあるのでお気に入りの雑貨を並べオシャレな印象を与えているのです。壁の厚みを利用してニッチを積極的に取り入れてほしいと思います。

我が家の新築住宅にはリビングに面してウッドデッキを設けました。マイホームにウッドデッキを設けるのは私の以前からの憧れでもありました。リビングに面して設けられたウッドデッキは横幅があるだけでなく、奥行も設けました。広々としたウッドデッキスペースは多目的にこのスペースを利用することができます。

ウッドデッキの上には同じサイズのバルコニーが設けられています。このバルコニーがあることで、強い日差しを直接受けることもないですし、急な雨にもしっかりと対応できるのです。ここを洗濯物干し場としても活用しています。来客時や庭でバーベキューをする際などは二階のバルコニーに洗濯物を干せるようにしています。家事動線を考えると洗面室からより近い洗濯物干し場の方が家事効率も高まります。また小さな子どもの様子を確認しながら洗濯物が干せるので家事と育児の両立のしやすさを感じています。

ウッドデッキを設ける際に気を付けたことは、リビングとの境にできるだけ段差をつけないようにしたことです。リビングからフラットに繋がるウッドデッキであれば小さい子どもから高齢者まで安心して行き来ができます。またウッドデッキをより身近に感じられるようになるのです。身近に感じられることでリビングの延長として子どもが遊んだり、ペットと過ごしたりと普段使いしやすいスペースとなるのです。

またこのスペースがあることで住宅と庭を繋いでくれる役割も果たしています。庭をより大事に感じられるようになったのはこのウッドデッキを設けたからだと思います。アウトドアリビングを楽しめる家にして住宅の満足度も高まりました。

玄関は住宅の第一印象を決めるのに非常に重要な場所です。玄関は住宅の顔とも言われる部分だけに、常にきれいで、家族が出入りやしやすく、また家に来たお客様にいい印象を持ってもらえるようにしておきたいものです。しかし現実には靴箱に入りきれない家族の靴が並べられていたり、脱ぎっぱなしの靴があったり、外で使用した物が片隅に置きっぱなしになっていたりして、ごちゃごちゃした玄関になっている家庭も多いです。

そこで最近では玄関周りの物をきちんと片づけられるように、また家族の靴を大容量に収納できるようにシューズクロークが設けられるようになりました。可動オープン棚に家族の靴を大容量に収納でき、オープン棚なのでどこにどの靴があるかが一目で分かるのも使いやすさを高めます。シューズクロークには靴や傘はもちろんのこと、子どもが小さい家庭であればベビーカーや三輪車、外用のおもちゃなどもここに収納しておくと玄関スペースがスッキリとします。

他にはサッカーボールなどのスポーツ用品や、アウトドア用品、旦那さんの趣味のゴルフ用品などこれらのものまで玄関収納にしっかりとしまうことができれば、玄関に物が散らかるのを防ぐことができます。ついつい玄関部分やポーチ部分、玄関ホール部分に置きっぱなしになりがちな物までしっかりと収納できる玄関収納を設けましょう。そうしておけば靴を履くのと同時に必要な物をサッと取り出し外出できますし、帰宅時も片付けやすいです。玄関の収納を充実させることが玄関をきれいに保つためには大事なのかもしれないですね。

壁の厚みを利用したニッチは最近住宅で多く取り入れられるようになりました。ニッチは飾り棚として利用したり、収納スペースとして利用できます。我が家ではお客様をおもてなしするニッチを玄関に設けました。玄関はお客様が住宅に足を踏み入れる一番最初の空間です。この空間はオシャレでお客様にいい印象を持ってもらいたいものです。

我が家が玄関に設けたニッチは、床から天井近くにまで広がる縦長のニッチです。このニッチは飾り棚としての機能と収納スペースとしての機能両方の機能を満たしてくれるのです。下部と上部はオープン棚にして飾り棚として利用します。お気に入りの雑貨を飾るのもいいですし、グリーンやお花でお客様をおもてなしするのもいいのです。

そして真ん中の部分にはお客様用のスリッパラックとして収納スペースとなっています。お客様用のスリッパは使用頻度が低く、また玄関に置いておくと邪魔に感じてしまったり、ホコリをかぶってしまっていることも多いです。このお客様用のスリッパをニッチ内に収めることで、玄関スペースをスッキリとさせることができます。またこのスリッパラックの部分はミラー扉で隠せるようにしました。スリッパが目に入ることで生活感が溢れてしまいます。扉で隠すことでオシャレで生活感を感じさせない玄関へと仕上げられるのです。

その扉をミラー扉にしたことで、通勤や通学するときの身だしなみチェックが行えるのです。外出前に全身の身だしなみをチェックできるので便利です。家族にとっても嬉しいですし、家に遊びに来たお客様にとっても利用しやすいのでおもてなしに最適なニッチだと思っています。我が家のおもてなしニッチは家族にもお客様にも大好評です。

LDK

家造りをする人のほとんどがLDKを重視することと思います。どの空間よりも広々と開放感があり、居心地の良さを追求します。最近ではLDKの一体感を高めたスタイルが人気です。できるだけ壁や建具で空間を区切らず、奥に視線を繋げることで広さや開放感をより感じられるようになるのです。しかしLDKの一体感を重視するあまり空間が間延びして、空間のメリハリが失われてしまうことがあります。これではLDKの快適性も下がってしまうのです。

LDKの開放感はそのままにそれぞれの空間を緩やかにゾーニングすることで、空間にメリハリが生まれますし、生活にもメリハリが付けられます。リビングをダウンフロアにします。空間に高低差を設けることで空間的な繋がりは感じながらも、空間を分けることができるのです。また家族団らんの場となるリビングをダウンフロアにすることで、天井が高くなりより広さや開放感を感じられるのです。

また落ち着いた印象が得られるため居心地の良さも高められるのです。他には木の面格子でゾーニングするのもいいと思います。木の面格子は空間のアクセントにもなるので、空間のデザイン性を高められます。また緩やかに視線をカットしてくれるのですが、明るさはしっかり通すため閉鎖的な印象にはなりません。このように少し工夫を凝らすだけでLDKにメリハリをつけることができ、それぞれの空間の居心地を良くしてくれます。もちろん家族との繋がりもしっかり感じられるのでまさに理想的な空間が広がるのです。

家事には365日休みがありません。休みのない家事だからこそ少しでも負担を軽減でき、効率良く行える環境を整えておきたいものです。家造りでまず行うことは間取りを決めることです。この間取りによって暮らしが大きく変わってきます。中でも家事動線に配慮して間取りを決めることで、家事の効率を高められ家事の時短が実現できるのです。

家事動線を考える上で重要なのが、キッチンと洗面室の動線です。家事の中心はキッチンです。キッチンで家事をしながら、別の家事を洗面室で行うことはよくあります。それだけにキッチンと洗面室の動線は短く、そして行き来がしやすいようにしておく必要があるのです。

例えば、キッチンと洗面室を横一直線で隣り合わせに配置します。このようにすることで、キッチンと洗面室は4,5歩で行き来ができ同時に二つの家事を行いやすくなるのです。洗面室に洗濯機を置く家庭が多いと思います。この洗面室から洗濯物干し場への動線も重要です。一番避けたいのが、一階で洗濯をして二階のバルコニーで干すというスタイルです。洗濯を終えた洗濯物は重さを増し、それを抱えて階段を上るというのは体に負担がかかります。妊娠中や高齢者では洗濯物を干すという作業が非常に体に負担をかけてしまうのです。

若い時でも妊娠中でも高齢になった時でも円滑に洗濯物を干せるようにしておくには、洗濯機のある洗面室と同フロアに洗濯物干し場を設けるといいのです。同フロアにすることで動線が短くなり体への負担も軽減できるのです。家事のしやすい家は家事へのストレスを溜めない家になるのです。

キッチンのスタイルが多様化するのと同様に、和室のあり方も多様化してきました。床の間があり、長押が設けられている純和風の和室は数を少なくしてきました。吊り押入れを設けてその下に窓を設け、和室の明かり採りにしたり、2トーンカラーの遊び心のある色使いの畳など洋風住宅との調和の取れやすい和室というのが求められるようになりました。

また和室は完全独立型からリビング内やリビングの延長上に設けられることが多くなりました。フローリングのリビングと繋がることから、違和感なく和と洋の空間が存在できるような空間作りも求められるのです。そこで私は小上がりの和室に大きな魅力を感じます。フローリングのリビングと畳の和室が繋がる間取りを採用しても、高さを設けることで違和感かくそれぞれの空間が存在します。

また段差があることで空間にメリハリも生まれやすくなるのです。小上がりのすることで畳の下に生まれるデッドスペースを利用し収納スペースにすることができるのです。リビングやリビングに繋がる和室は人が集まるだけに、自然と物も溢れてしまいがちです。物が散らかりにくくするために収納スペースは多い方がいいのです。また小上がりにすることでちょっと腰を下ろすには最適の和室となるのです。家事の合間の休憩や、足腰の弱った高齢者がちょっと腰を下ろすには便利です。腰を下ろしてもサッと立ち上がれるので家事への取り掛かりもスムーズになりますし、高齢者も次の動作がしやすくなるのです。小上がりの和室は魅力がたくさんあるのです。